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【政治】政党の虚偽党員登録に警告 中央選管が刑事罰の適用を明言

タイ中央選挙管理委員会は、政党が国民の氏名や身分証番号を本人の同意なしに使用し、党員として勝手に登録している事例が確認されたとして警告を発した。サウェン事務局長によると、ネット上で「知らないうちに党員にされていた」との苦情が多数寄せられているとして、刑事罰に該当する違法行為であり厳正に対処するという。

タイの政党法(Political Parties Act B.E.2560)では、虚偽の党員登録や不正な個人情報利用は、罰金最大10万バーツおよび禁錮刑が科される可能性がある。近年、地方選挙を前に小規模政党が支持者数の水増しを目的に不正登録を行う例が報告されており、今回の注意喚起はその防止策の一環とみられる。

選管は国民に対し、公式ウェブサイトまたは「Smart Vote」アプリを通じて自分の党員登録状況を確認し、不審な登録を発見した場合には速やかに通報するよう呼び掛けている。

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