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法務省特別捜査局が昨年の上院議員選を調査か 上院議長が強く反発

昨年6月に上院議員200人を選ぶために実施された選挙について、タイ版FBI(米連邦捜査局)の法務省特別捜査局(DSI)が不正があったとの訴えを調査する可能性があると報じられている。ただ、このうわさに対しモンコン上院議長は2月21日の記者会見で、「憲法の定めるところに従って選挙管理委員会が上院選に関する苦情を受けて調査を行っている。権限を持たない者は干渉しないでほしい。法と規則に則って選ばれた上院議員は威厳と評判を守るための行動に出るだろう」と述べ、DSIによる調査に強く反対する姿勢を鮮明にした。

上院議員は20に及ぶ職種の候補者による互選で候補者を200人に絞り込むという形で選出された。また、上院選で落選した候補の1人が2月初めに「選管に提出された苦情の処理が遅い。定められた期間内に選管による処理が完了しない場合はDSIに調査を要請する」と発言しており、一部では「DSIが選管に代わって調査する準備を進めている」とも報じられていた。この件に関しては上院議員の中からも、「上院選に関する不正・違反を調査する権限を持たないDSIが選挙に介入することになれば、国民の上院に対する信頼が揺らぐことになる」といった声も出ているという。

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