重要な仏教の祝日 ホテルなど特定場所でアルコール飲料販売解禁 タイ政府報道官発表
日本の大乗仏教徒とは異なり、タイの仏教は上座部仏教(小乗仏教)であり、戒律で飲酒が禁止されていることから、タイでは以前から年に5日ある仏教の重要な祝日には酒の販売や飲食店での酒の提供が禁止されている。
だが、チラユ政府報道官は5月9日、政府のアルコール飲料政策委員会が禁酒の規則を緩和し、仏教の重要な祝日でも国際空港の出発ターミナル、特定の娯楽施設、観光ゾーンの旅行者エリア、ホテル、大型イベントの会場では酒の販売・提供が可能になったと明らかにした。
ただ、最大野党・人民党のタオピポップ議員は、特定の場所以外では今まで通り仏教の重要な祝日は酒の販売・提供が違法で罰せられるので一般の飲食店などは勘違いしないようにと警告している。