タイ工業連盟(FTI)によれば、タイの新車販売は今年に入って低迷状態が続いているが、銀行が自動車ローンの条件を緩和する見通しで下半期(7~12月)は改善が期待できるという。
家計債務の増大に伴う不良債権の拡大を恐れて銀行が自動車ローンを貸し渋っていたことなどから今年1~7月期は新車販売の減少が続いていた。だが、FTI自動車部会の広報担当であるスラポンFTI副会長によれば、銀行の不良債権は減少しつつあり、その影響で第3四半期(7~9月)と第4四半期(10~12月)には新車販売が改善に向かうことが予想されるとのことだ。
なお、今年1~7月期の新車販売は前年同期を23.7%下回る35万4421台だった。