日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所が設立されて70周年となるのを記念するイベントが先ごろ、バンコクで執り行われた。そのオープニングにおいてピチャイ商務相は、「タイ政府はさらなる日本からの投資に期待している」と述べ、とりわけハイテク産業や半導体の分野でのタイへの投資促進を日本側に呼びかけた。
日本の対タイ投資は、2014年5月に軍事クーデターが起きたことで以前に比べて約90%も減少し、いまだに完全には元通りになっていない。ピチャイ大臣は、「私たちは日本がタイへの投資を増やすのを望んでいる。日本側には、タイを生産の場と捉えてほしい。我々は支援を惜しまない。BOI(タイ投資委員会)が(タイに投資する日本企業に)インセンティブを提供する」と力説した。