中国の電子商取引サイト「Temu」(ティームー)が現在、販売商品の安さを武器に積極的な広告戦略で売り上げを伸ばしている。これについて、ビッグデータ分析会社キューブエイシアのマーケットアナリストは、「Temuがタイおよび同地域の電子商取引マーケットに長期にわたり、どのような影響を及ぼすかを見極めるのは時期尚早かもしれないが、小売業は新たな価格競争に備える必要があるだろう」と指摘している。
Temuについては、Temuをプラットフォームとして商品を販売する業者に価格競争をさせ、販売価格を下げさせようとしており、薄利多売を狙っているとの指摘もある。だが、その割には広告を積極的に打っていることから膨大な広告費がどこから出ているのか不思議とする声も出ている。 なお、この地域でTemuは、フィリピンとマレーシアに昨年進出したのに続き、今年7月半ばからタイにも進出している。