米国がタイに課す相互関税の税率引き下げ交渉のため、タイ政府は米国からこの先5年間で100万トン、5億米ドル(約166億バーツ)相当の液化天然ガス(LNG)を追加輸入する予定だ。
この件についてピチャイ副首相兼財務相が先ごろ、官営の石油・ガス・コングロマリット「PTT」首脳と意見を交換した。米国はタイからの輸入に36%の関税を課すとしているが、タイ側はPTTがLNG100万トンを輸入することで米国の譲歩を引き出すことが可能と見込む。
このほか、タイ側は米国との交渉で米国からこの先4年間で40万トン、1億米ドル相当のエタンを輸入することを申し出る予定。