【政治】アヌティン首相がインドネシア公式訪問 観光や経済協力4分野で協定署名
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アヌティン・チャンウィラクン首相兼内相は2日間の日程でインドネシアを公式訪問し、観光、カーボン市場、経済協力を含む4件の協定に署名した。タイの首相によるインドネシア公式訪問は15年ぶりとなる。
首相は、タイ国政府観光庁(TAT)とインドネシアのトラベロカ社、トランスヌサ航空との間で結ばれた観光促進協定の調印に立ち会った。あわせて、カーボン市場やより広範な経済協力に関する協定が、タイ商工会議所とインドネシア商工会議所(カディン)との間で締結された。インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は、タイ代表団の出発に際して見送りを行った。
今回の協定はタイとインドネシアの経済関係を多面的に強化する内容であり、観光分野での相互送客拡大や、脱炭素化に向けたカーボンクレジット取引の枠組み構築などが柱となっている。ASEAN域内での経済連携が深まる中、両国政府がこうした協定を通じて具体的な協力領域を広げようとしている点が特徴的だ。 タイに進出する日本企業にとっては、ASEAN域内における物流網や人流のハブとしてのタイの位置づけが、こうした二国間協定の積み重ねによってさらに強化される可能性がある。特にカーボン市場に関する協力は、脱炭素経営を求められる日系製造業がタイを拠点として周辺国とのサプライチェーンを構築する際の、規制環境や商機の変化につながることも考えられる。観光分野の協力強化も、インドネシアからタイへの渡航者増加を通じて、宿泊・小売など関連業種に間接的な影響を及ぼす可能性がある。
