【商業】マックスバリュがタイで42年の歴史に幕 全30店が10月にトップスへ転換
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タイの日系スーパー「マックスバリュ」が、42年の歴史に幕を下ろす。全30店舗は、タイ流通大手セントラル・リテール・コーポレーション(CRC)傘下のセントラル・フード・リテール(CFR)が直接・間接に100%を保有する形となり、10月16日までに同社のスーパー「トップス」へ看板を掛け替える。
切り替えに合わせて、マックスバリュは1〜6日に最大70%引きの閉店セールを行っている。これまでの利用客への感謝を込めた企画で、在庫がなくなりしだい終了するという。店舗はバンコクと地方に広がっている。
マックスバリュの前身は、1984年に進出した「ジャスコ」だ。当時はサイアム・ジャスコが運営していた。1997年の通貨危機で経営が苦しくなると、親会社のイオングループが資金面で支え、店名をマックスバリュに、社名をイオン(タイランド)に改めた。同社はスーパーの「マックスバリュ」と、小型店の「マックスバリュ・タンジャイ」を展開してきた。
しかし、業績はここ数年落ち込みが続いていた。売上高は2022年の56億バーツ超から、2025年には約40億バーツまで減少。純利益も2022年の1億400万バーツの黒字から、2025年には2億6500万バーツの赤字に転じている。
タイの小売市場では、セントラル、CPグループ傘下のCPアクセラ、外資系などによる再編が進む。セントラルにとっては、店舗網を一気に広げ、トップスの存在感を高める機会となる。
日本人駐在員にもなじみの深い店だっただけに、日本の食品を扱う売り場がどこまで残るかにも関心が集まる。なお、クレジットカードなどの金融事業を手がけるイオン・タナシンサップは別の上場会社。
