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【経済】タイ国際航空、チャイCEOを解任 運航混乱と不透明な調達を社内調査

タイ国際航空は10月2日、取締役会を開き、チャイ・エムシリ最高経営責任者(CEO)を即日解任した。ラワロン・サンスニット会長が率いる取締役会が決定。後任の代行には、石油開発大手PTTEPで財務部門を率いた経験を持つサムリット・サムニアン取締役が就いた。

今回の解任劇の背景には、直近の洪水の影響を受けた深刻な運航混乱がある。欠航や遅延に加え、手荷物の取り扱いや貨物サービスにも大きな乱れが出た。このため同社は現在、社内で二つの調査を同時進行。一つは、地上業務や貨物部門で委託先が何段階にも重なる「多重下請け」構造が混乱を招いたとみて、その実態を調べるもの。もう一つは、機内で提供するワインの調達をめぐる不透明な取引の疑いだ。報道によると、同社は約86万本、総額8億バーツ超(40億円弱)に上るワインを単一の供給業者から購入していたという。

一方、10月3日付の続報では、後任CEOの公募に元幹部ら7人が入っているようだ。また、チャイ氏は解任の理由が示されていないと述べており、今後の動向が注目されている。不正の有無については調査結果を待つ必要があり、現時点では断定できないためだ。経営再建を経て復活しつつある国営色の強い航空会社だけに、信頼回復に向けたガバナンス(企業統治)の立て直しが問われそうだ。

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