【環境】タイ内閣、歌う小鳥ヒヨドリの保護指定を解除 新たな経済動物へ育成
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タイ内閣は21日、天然資源・環境政策の関連規則改正案を原則承認した。対象となるのは、タイ語で「ノック・クロン・フア・チュック」と呼ばれる鳴き鳥、ズグロチャキンチョウである。同種はこれまで保護野生鳥類リスト第576号として登録されていたが、今回の改正により保護対象から除外され、新たな「経済動物」として飼育・繁殖が奨励される方向へ転換する。
ラリダー政府副報道官は閣議後、法改正の要点は本種を非水生保護野生生物リストから除外することにあると説明。現行制度では飼育者や取引業者が煩雑な許可手続きを踏む必要があり、産業としての拡大を妨げてきたという。
政府は今回の措置について、繁殖業者らを中心に草の根経済における付加価値創出と資金循環を生む狙いがあると説明する。特に南部タイでは、鳴き声を競うコンテストが地域文化として根付いており、伝統維持の側面も強調されている。関連取引の市場規模は10億バーツを超えるとの推計もあり、登録繁殖業者は14万件以上に上るとされる。
また、保護指定の解除後も生態系管理を放棄するわけではないとされ、国立公園・野生生物植物保全局が野生個体群の状況を継続的に監視する体制を敷く。統計上、野生個体数の減少や種の存続に懸念が生じた場合には、保護指定を再検討する仕組みも維持される。従来の許可制度では捕獲や取引に厳しい制限があったため、繁殖業界は長年にわたり法的地位の明確化を求めてきた経緯がある。
