【経済】タイ証券取引所社長 「外国人投資家の資金回帰でタイ株式市場に勢い」
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タイ証券取引所(SET)は、外国人投資家の資金が戻りつつあることを受け、タイ株式市場が勢いを取り戻しているとの見方を示した。資本流入の増加や経済のファンダメンタルズの改善、新たな投資テーマの台頭が背景にあるという。
SETのアサデート社長によると、世界の大手証券会社でタイ株式への投資比率引き上げを推奨する動きが広がっており、前向きな兆候が出始めている。一部の新興国市場向けファンドは、タイ株式への配分比率を従来の約1%から5%程度まで引き上げたという。海外の機関投資家がタイ株を見直す動きが、市場全体のセンチメント改善につながっているとのことだ。
外国人投資家によるタイ株式への信認は総じて安定しており、市場全体の売買代金に占める海外投資家の比率は、前年とほぼ同水準を維持しているとアサデート社長は説明。2026年1月から7月までの累計では、外国人投資家による純流入額は759億バーツにのぼり、東南アジアの周辺市場と比べてもタイ市場の底堅さが際立っているという。
タイの株式市場をめぐっては、中東情勢の緊迫化や国内の政局不安、家計債務の高止まりなど、投資家心理を左右しかねない懸念材料が依然として残る。それでもSET側は、コーポレートガバナンスの強化や新規上場企業の誘致、資本市場改革といった取り組みを続けることで、中長期的な投資家の信頼回復につなげたい考えだ。
