【運輸】タイ国際航空、燃料高で第2四半期の純利益87%減 バンコク・エアウェイズは増収
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タイ国際航空(THAI)が発表した2026年第2四半期決算で、純利益が前年同期の121億3000万バーツから15億4000万バーツへと87.3%減少した。中東情勢の緊迫化を受けてジェット燃料価格が前年比104.6%上昇し、収益を大きく圧迫した。総費用は449億3000万バーツと前年比29.7%増加している。
一方、売上高は486億2100万バーツと前年比で8.5%増加した。燃料サーチャージや保険料を含む旅客単価が20.3%上昇したことが主な要因だ。ただし、中東情勢の影響で運航便数を減らしたため、有効座席キロ(ASK)は前年比4.4%減、旅客キロ(RPK)は同11.3%減となり、座席利用率は71.5%と前年の77.0%から低下した。2026年上半期の累計では、純利益116億5000万バーツを確保している。THAIは、機体リース契約の解約・変更に伴う一時収益も業績を下支えしたと説明した。
同社は6月末時点で84機の航空機を運航しており、平均稼働率は1日あたり12.9時間、旅客数は366万人だった。中東情勢を引き続き注視し、運航計画を柔軟に調整しつつ、コスト管理と十分な手元流動性の維持に努める方針だ。
対照的に、バンコク・エアウェイズの上半期純利益は24億3000万バーツと前年比16.3%増加した。燃料消費の抑制やリース費用の圧縮が寄与し、旅客数や航空券収入の減少分を補った形だ。
タイへの出張や貨物輸送を利用する日系企業にとっては、航空運賃や燃料サーチャージの動向が引き続きコスト計画に影響しそうだ。中東情勢が長期化した場合、運賃への転嫁がさらに進む可能性があり、出張予算や物流コストの見直しも視野に入れておきたい。
