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【車両】洪水でトヨタがタイ4工場の生産を一時停止 工場は浸水回避も従業員が出勤難

タイ中部・東部を襲った洪水の影響が、自動車産業にも及んだ。トヨタ自動車は9月30日、タイ国内の4工場で生産を一時停止したと明らかにした。内訳は自社工場3カ所と、合弁会社トヨタ・オートワークスの工場1カ所だ。

タイ工業連盟(FTI)自動車部会のスワット会長によると、チャチェンサオ県のバンポー工場とゲートウェイ工場に水は入っていないが、工場周辺に住む従業員の住宅が浸水し、送迎バスが迎えに行けなくなったという。組立ラインは持ち場ごとに専門の作業者が必要で、大勢が欠けると管理職が代わりに入っても補いきれないとのことだ。

部品の物流については、サプライヤーが同じ地域に集まっていることや、大型トラックで運べることから、大きな心配はないとの見方を示す。ただし、チョンブリ県のアマタシティ工業団地など浸水被害が出た地域もあり、部品メーカーへの影響は引き続き注視が必要だ。

各社は、従業員が出勤できない日を休日扱いにし、後日に振替出勤や残業で生産量を取り戻す方針。日系企業は年間の稼働日をおよそ250日に設定し、土曜日の一部を出勤日にしていることが多いため、休日の入れ替えで調整しやすい。

バンコクでは3日間で320ミリの雨が降り、9月1カ月分に近い量となった。2011年の大洪水では工業団地そのものが水没し、自動車各社が長期の生産停止に追い込まれた。工場本体が被害を免れた今回は、状況が大きく異なる。10月4〜8日にも再び大雨が予想されており、生産現場では従業員の通勤手段の確保が当面の大きな課題となりそうだ。

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