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【商業】洪水でバンコクの老舗テーマパークが水没 被害5億バーツ超で長期休業へ

バンコク東部の洪水で、カンナヤオ区にある老舗テーマパーク「スアンサヤム(サイアム・アメージング・パーク)」が大きな被害を受けた。創業者で会長のチャイワット・ルアンアモンラート氏が現地経済紙クルンテープ・トゥラキットの取材に応じ、被害額が5億バーツを超えるとの見方を示した。同紙が10月2日に報じた。

園内のウォーターパークと遊園地は、ほぼ全域が水につかった。設備の修理費だけで約3億バーツ、400人近い休業中の従業員の給与や手当に約1億バーツが必要になる見込みだ。営業を再開するまでには、少なくとも6カ月はかかるという。従業員には地方出身の日給や月給の働き手が多く、休業が長引けば仕事を失う人が増えることになる。

チャイワット氏は、政府や銀行、バンコク都の支援が欠かせないと訴えた。「口先だけで支援すると言い、実際に助けてくれないのなら、スアンサヤムは永久に閉園するしかない」と強い言葉で危機感を示している。1980年の開園から46年、多くのタイ人が家族で訪れてきた施設だけに、存続の行方に大きな注目が集まる。

今回の洪水では、バンコク東部の住宅地や商業施設が特に大きな被害を受けた。タイ商工会議所大学(UTCC)は、9月25〜29日の経済損失のうちバンコクだけで約70億1400万バーツと、全体の57%を占めると試算している。中央銀行(BOT)も、影響は製造業よりも小売りや運輸などのサービス業で大きいとの見方を示した。政府は約40億バーツの緊急支援を承認し、BOTも銀行など金融機関16社の返済猶予などの支援策をまとめて公表している。

大型施設の休業は、取引先の飲食店や清掃、警備などの委託業者にも波及する。保険金の支払いや金融機関による返済猶予がどこまで速やかに進むかが、被災したサービス業の立て直しの速さを左右しそうだ。

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