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【車両】アモン・ラチャダー、1億バーツでGWM店舗網拡充へ BMW販売事業は売却

タイの自動車販売大手アモン・グループが、中国系自動車メーカー、長城汽車(GWM)の販売店網を強化する。グループ傘下企業への投資として少なくとも1億バーツを用意し、ショールームとサービスセンターの増設を進める方針だ。

同グループはこれまでBMWの正規販売店「アモン・プレステージ」を3拠点で運営してきたが、ガラス大手バンコク・グラス(BGグループ)への売却を決定。これには、経営資源を見直し、成長が見込める事業に集中させる狙いがある。高級輸入車の販売から手を引き、中国ブランドに賭けることにした。

GWMアモン・ラチャダーは現在1拠点のみ。今後さらに1拠点を加えるか、アフターサービス部門を広げる計画という。同社は5年前、GWMタイ法人の最初の販売店5社の一つとして契約。グループ代表のワンナパー氏によると、販売台数と顧客基盤はGWM全体の約2割に達するという。

本社敷地も約1ライ(1600平方メートル)に広げ、7階建ての新棟を建設中だ。GWMの整備に加え、メーカー保証が切れたメルセデス・ベンツやBMWの修理を受け持つ。高級車オーナーを長く囲い込む戦略だ。保険仲介事業「AMGインシュア・ブローカー」も柱の一つに育てる考えで、2025年の取扱保険料は10億バーツを超えた。

タイの新車市場は持ち直しつつある。トヨタ・モーター・タイランドの集計では、2026年1〜8月の販売台数は46万5000台と前年同期比16.6%増となった。一方、中国勢は電動車を武器に販売網を急拡大しており、地場の販売会社が日欧ブランドから中国ブランドへ軸足を移す動きが目立つ。長く日系ブランドを扱ってきた販売店が、中国ブランドに乗り換える例も少なくない。日系メーカーにとっては、優良な販売店をどう引き留めるかが新たな課題になりそうだ。

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