【政治】野党、アヌティン首相ら18閣僚の不信任案を提出 「青の体制」の独占を追及
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最大野党・人民党のナタポン・ルアンパンヤウット党首は10月8日、アヌティン首相ら18閣僚に対する不信任決議案を下院に提出した。憲法151条に基づき閣僚を個別に追及し、採決まで行う形式で、野党議員145人が署名した。野党のクラ・タム党は署名に加わっていない。
対象には首相のほか、エクニティ副首相兼財務相、スパチー副首相兼商業相、ピパット副首相兼運輸相、チャイヤチャノック・デジタル経済社会相らが含まれる。いずれも首相が率いるタイ威信党(ブームジャイタイ党)の閣僚で、連立相手のタイ貢献党(プアタイ党)からは1人も名前が挙がらなかった。
ナタポン党首は、政権を党のシンボルカラーにちなみ「青の体制」と呼び、下院だけでなく上院や独立機関にまで影響力を広げ、国を独占していると批判した。主な論点は、2024年の上院議員選出をめぐる不正疑惑、地方自治体の採用試験での不正、洪水対策の失敗などだ。同党首は、相応の証拠がそろった人物を選んだと説明する一方、結果は各議員の投票次第だとして、まずは議会で事実を明らかにすることを目指すと述べた。
民主党のサティット副党首は、一部の閣僚が職務を怠り、仲間や関連する党に便宜を図ったと主張。野党側は5日間の審議を求めている。
ソーポン下院議長は、手続きの期間は14日間とし、10月下旬の審議入りを目標に野党側と調整していることを明らかにした。また、政府と野党のどちらにも肩入れせず、議会規則を厳格に運用する考えも示す。審議の日程は、首相の外遊予定にも配慮して決まる見通しだ。
