【投資】BOI、日本企業にデータセンターやAI投資を要請 ロボット・自動化も重点
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タイ投資委員会(BOI)は、日本の投資家に対し、データセンターやクラウドサービスといったデジタル分野への投資を呼びかけている。タイ政府がデジタルインフラと先端技術の育成を急いでいるためだ。
BOIが特に期待するのは、データセンター、人工知能(AI)、ロボットの3分野。工場の自動化や電気自動車(EV)への投資も重点に挙げる。日本企業がこれまで得意としてきた自動車や電機の生産拠点としての役割に加え、デジタル時代の産業でもタイを選んでもらう狙いがある。
BOIによると、2021年から2026年半ばまでの日本企業からの投資申請は1380件、総額117億2000万ドル(約3965億バーツ)に上る。ナリット・タードステラスディ長官は、半導体、先端電子部品、ロボット、クリーンエネルギーを重点分野とする方針を示してきた。
10月7日には、BOI主催の「タイ・日本投資フォーラム2026」がバンコクで開かれた。エクニティ副首相兼財務相は、BOIの恩典を受ける企業がタイ証券取引所に上場しやすくなる新制度「BOI to IPO」を日本企業に紹介した。現地法人がタイの資本市場から資金を集める道を開く取り組みだ。
日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所も、日本企業は再生可能エネルギーや送電網の高度化、先端電子部品の分野で、長期的な視点からタイへの投資を続けているとの見方を示している。
タイには6000社を超える日本企業が進出しているとされる。一方、近年は中国企業の投資が急増し、EVや電子部品で日本の存在感を脅かしている。
データセンターをめぐっては、東部経済回廊(EEC)で電力や水の供給網の整備が急務となっている。インフラの受け皿が整うかどうかが、日本企業の新たな投資を引き出すうえでの鍵となりそうだ。
