【不動産】オランダ大使館跡地が3区画に分割 名門一族の複合開発観測で注目集まる
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バンコク中心部ウィッタユ通りにあるオランダ大使館の跡地が、3つの区画に分けられたことがわかった。敷地は合計19ライ3ガーン26.6平方ワー(約3.2ヘクタール)。もとは1枚の権利証だったが、ウィッタユ通りとトンソン通りに面する13ライ余りの区画と、トンソン通りに面する約4ライ、約2ライの区画に分割された。既存の建物はすでに取り壊されたとされる。
バンコクの都心では、所有権付き(フリーホールド)の大規模な土地が売りに出ることはめったにない。それだけに、この跡地は開発用地として高い価値を持つ。市場では、ピヤソムバットクン家とチャリー・ソーポンパニット氏が共同で資金を出して取得したとの観測が広がっている。病院大手バンコク・ドゥシット・メディカル・サービス(BDMS)が開発に加わるとの話も出ているが、いずれも確認されていない。取引額は巨額とみられるが、正式な数字は明らかになっていない。
同紙は、敷地の広さから単一用途の開発は考えにくいと分析。複数の出資者がそれぞれの得意分野を生かす複合開発になる可能性が高いとみる。
開発の追い風となりそうなのが、バンコク都の新しい都市計画だ。2027年の施行を目指す第4次改定案では、この場所を何でも建てられる商業地域に指定し、容積率(敷地面積に対する延べ床面積の割合)を最も高い10倍とした。多くの用途を組み合わせやすい条件がそろう。ウィッタユ通りの幅は16メートルを超え、道路の幅による建築の制限も受けない。
ただし、これらはあくまで案の段階で、現在は90日間の公示期間中だ。ルンピニ公園に近く、大使館や高級ホテルが集まる一等地だけに、どのような開発になるのか、都心の不動産市場の関係者は動向を注視している。
