【車両】ホンダ、28年にタイでピックアップ投入 三菱自がレムチャバンで受託生産
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ホンダは、2028年にタイとASEANでピックアップトラックを発売することを明らかにした。三菱自動車が、チョンブリ県のレムチャバン工場で生産を請け負う。開発は、三菱自の主力車「トライトン」をベースにする。トライトンは、頑丈な車台を使う三菱自の世界戦略車。2.4リットルのディーゼルターボエンジンを積み、手動変速機と6速自動変速機を選べる。
両社は新モデルの開発について覚書(MOU)を交わしているが、互いの商品を融通し合う取り組みは、両社にとって初めての案件となる。ホンダは2024年8月1日、三菱自、日産自動車と3社で協業の検討を始める覚書を結んでおり、今回はその具体化の一つとなる。
ホンダはASEANでピックアップを保有しておらず、今回の協業により、タイで人気の高い1トンピックアップ市場に本格的に参入することになる。また、三菱自にとっては、タイ工場の生産量を増やし、設備を効率よく使える利点がある。なお、ホンダは約30年前にも、いすゞのピックアップをホンダ名で販売。いすゞもホンダ車を自社名で売ったが、どちらも振るわなかった。
タイのホンダは、乗用車の品ぞろえも大きく見直す。年末に中型SUV「アヴァンシア」を投入する。その後、27年に「シビック」、28年に「シティ」と「HR-V」を全面リニューアル。いずれもタイで組み立てるハイブリッド車となる。
一方、タイのピックアップ市場は厳しい。いすゞの販売会社トップは、2026年の市場が14万台程度で横ばいになるとして、政府に支援を求めた。タイ工業連盟(FTI)も、EVへの支援が手厚い一方で、農家や中小企業が使うピックアップの販売が落ち込んでいると訴えている。
