タイ・カンボジア タイ湾海域領有権問題など集中協議へ 来年の共同閣議で
セーター首相は12月19日、来年2月にタイで開かれるタイとカンボジアの合同閣議に言及。閣議出席のためタイを訪れるカンボジアのフン・マネット首相とは、タイ・カンボジア両国が領有権を主張しているタイ湾内海域などについて協議する予定だと説明した。
セーター首相によれば、タイとカンボジアの間には複数の未解決問題が存在するが、領海問題もこれまでに両国政府が決着できなかった課題のひとつという。 また、ピーラパン・エネルギー相によれば、この問題の解決には、両国が納得する形で境界線を確定する必要があるため、協議には相当時間がかかると予想されるという。2月の両国の首相会談に伴う実務者レベルの話し合いでは外務省担当者も交え、問題の水域の海底資源の共同利用に重点を置くのが望ましいとのことだ。