ドラマで毒味役の黒猫 獣医師ではなく番組スタッフが独断で薬物投与したことが判明
テレビで放送中の歴史ドラマ「アユタヤの女帝」の中で黒猫に毒味をさせ、この猫が死ぬというシーンが動物愛護の観点から問題視されているが、農業省畜産局によれば、この猫には沈静・麻酔の効果のある薬剤が獣医師でなく、撮影用動物を扱っているアニマル・モデリング・エージェンシーのスタッフの誰かによって投与されたことが判明した。
同局の担当者は、「問題のシーンには動物愛好家などから様々な批判が寄せられたことから、畜産局の医療施設で5歳の黒猫の健康チェックを行ったが、結果は健康体というものだった」と話していた。畜産局ではこれまでの調査結果を警察に提出し、判断を仰ぐ方針だ。