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女医を蹴飛ばしたスイス人実業家のビザ取り消し 過去の問題行動も明るみに

タイ入管当局は3月7日、南部プーケット県でタイ人女医を背後から蹴ったスイス人実業家の男性(45)のビザを取り消す命令書に署名したことを明らかにした。

スイス人の言動に対しては、地元民が集団で抗議する事態となっていたほか、この男性の住む家の周辺の構造物が公共の土地に設けられていたことも発覚し、さらなる批判を浴びることになった。このため、プーケット県庁などから男性のビザ無効を求める声が上がっていた。

このほか、地元警察によれば、このスイス人は昨年12月に救急車の運転手といざこざを起こしており、罰金合計5000バーツの支払いが命じられた。スイス人はタラーン郡でSUVを運転して救急車の前に割り込んだ後、中指を立てて救急車の運転手に罵声を浴びせたことで、運転手もスイス人に罵り返した。結果として、男性には危険運転で4000バーツ、侮辱で1000バーツの罰金刑が、救急車の運転手にもなぜか侮辱で1000バーツの罰金支払いが命じられた。

今回、男性が自宅前の踏み段に座って月見をしていた女医を背後から蹴ったことについて、「過去に中国人旅行者が自宅の敷地内に勝手に入ったことがあり、また旅行者が入り込んだと思って(女医を)追い払おうと思ったものの、踏み段で足を滑らせて転んだ際に足が(女医の背中に)当たってしまった。危害を加えるつもりはなかった」と釈明。しかし、その場にいた女医の知人がスマホで男性が口汚く女医らを罵る様子を録画していた。

なお、入管によれば、男性はビザ取り消しについて処分の撤回を48時間以内に求めることが可能。また、ビザ取り消しで強制退去処分となるかどうかであるが、スイス人は現在、女医への暴行などの罪に問われており、その手続き次第とのことだ。

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