電子マネー1万バーツ給付計画 今年第4四半期に実施の見通し 4月中に明確化
中核与党・タイ貢献党の目玉政策である電子マネー1万バーツを16歳以上の国民に給付するというデジタル・ウォレット計画について、チュラパン副財務相はこのほど、今年第4四半期(10~12月)に実施できる見通しであり、4月10日にデジタル・ウォレット政策委員会が開かれることで計画の内容が明確になると説明した。
約5000億バーツに及ぶ資金が必要という同計画は当初、今年5月に開始される予定だったが、計画の合法性に疑問を呈する意見が続出し、開始が遅れる見通しとなっている。
一方、国家汚職制圧委員会(NACC)は、巨額の資金が投入されることから同計画に絡む不正や汚職の発生する恐れがあると警告している。