富裕層御曹司不起訴問題 検事副総長が下院委員会で釈明 資産調査も容認
エナジードリンク「レッドブル」のオリジナル飲料である「クラティンデン」をタイで開発したチャリアオ・ユーウィッタヤ氏の孫であるウォラユット氏が悪質な交通死亡事故を起こしながら不起訴となった問題で、不起訴を決めた張本人であるネート検事副総長が8月13日、下院委員会で不起訴の決定は公明正大なものであると主張するとともに自身の資産調査が行われるのであれば、これに応じると明言した。
ウォラユット氏一族が富豪であることから、同氏に有利な証言や決定をした者たちへの金銭的見返りを疑う見方が出ている。このため、ネート氏は潔白を証明すべく調査に応じる姿勢を示さざるを得なくなった。
同氏は先に報じられた通り、辞表を提出したことを認めているが、検事総長は辞表をまだ承認していない。