タイ中銀が指摘 「入国制限を継続すればタイ観光業は壊滅」
タイ中央銀行によれば、政府がこのまま入国制限を続けた場合、タイの観光業は来年、壊滅的な状態に陥る見通しという。タイの観光業は外国人観光客に大きく依存しているためだ。
昨年1年間にタイを訪れた外国人は4000万人に及んだが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限により今年はすでに4か月以上外国人観光客ゼロとなっている。
中銀の担当者は、「今後も外国人がタイに入国できないのであれば、来年のタイ経済の成長に大きなインパクトが及ぶだろう。政府は観光業と経済に弾みがつくよう外国人を入国させる適切な措置を早急に打ち出す必要がある」と訴える。