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タイ財務相が就任後わずか21日で辞意表明

8月6日に任命され12日に国王陛下に対する宣誓式を執り行ったプリィデイ財務相が同月31日に辞表をプラユット首相に提出していたことが分かった。首相は辞任を認めておらず撤回させる方向で話し合いを進めているとの報道もあるが、9月1日の官報には「プリィディ氏は同月2日をもって財務相を辞任」と掲載されている。

わずか21日間の在任で辞意を表明した理由をプリィディ財務相は健康上の問題としているが、財務省人事をめぐるサンティ副財務相との確執との見方が支配的。特に物品税局局長人事では真向から対立しており、9月1日の閣議ではプリィディ財務相の人事案が採用されたが、辞意は撤回しなかったという。

サンティ副財務相は政権党・国民国家の力党の役員を務めるベテラン政治家で首相府相、社会開発・人権保護相、運輸相を歴任。一方、プリィデイ財務相はカシコン銀行社長・タイ銀行協会会長を務めてきた経済専門家であるが、今回が初入閣であり、国民国家の力党内部では「政治が不得手であり財務相としての任務を続けるのは難しいのではないか」との話も出ていたという。

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