陸軍幹部「ミャンマーからの密入国阻止は不可能」 国境線は約5000キロ強
バンコクの西隣のサムットサコン県で数百人に及ぶミャンマー人出稼ぎ労働者が新型コロナに感染していることが判明して大きな問題となっているが、陸軍報道官のサンティポン陸軍副参謀長はこのほど、タイで働くために地続きのミャンマーから人々がタイに密入国していることを認めるとともに、タイ・ミャンマー国境が5526キロメートルに及ぶことから密入国を完全に阻止することはできないと指摘した。
ミャンマーからの密入国が多く報告されているのは、ターク県、チェンライ県、カンチャナブリ県。軍当局は最近、密入国のミャンマー人を合計279人捕らえ本国に送り返したが、今後もドローン活用やパトロール強化などで密入国対策にさらに力を入れる方針という。