台湾人ビジネスマン拉致事件の容疑者をスワンナプーム空港で逮捕
バンコクで先に台湾人のビジネスマンが何者かに身代金目的で拉致されたあと解放された事件で、警察当局は6月2日、スワンナプーム空港で出国しようとしていた米国人の男(38)を恐喝、暴行、拉致などの容疑で逮捕した。
容疑者に関する連絡を受けた警察官が出発ラウンジで男を見つけて職務質問したが、男は容疑を全面的に否認したものの、それ以外は言葉を濁したことから、事件を管轄するルンピニ署に取り調べのために連行された。
実業家の台湾人男性(60)がビジネストラブルが原因でバンコク都スクムビット36のレストランから拉致されて9000万バーツの身代金を要求されたが、犯人らと交渉して解放され、警察に駆け込んだというこの事件では、外国人7人とタイ人1人の計8人の逮捕状が出ているが、先に逮捕された米国人2人とタイ人1人はいずれも容疑を否認している。