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憲法改正めぐり首相と最大与党が対立か

議会では現行憲法の改正案に関する読会が行われているが、アヌチャ政府報道官はこのほど、連立政権の中核をなす国民国家の力党に所属する下院議員の多くが憲法の144条と185条の改正を求めているものの、プラユット首相は、これら2つの条項が汚職防止の中核をなすものであるとして、その中身を改正することに否定的だと説明した。

144条は、国家予算案の精査において国会議員ができるのは予算額の減額のみで予算案を増額することはできないと規定。185条では、国会議員はその地位や影響力を行使して自身や所属政党の利害にかかわることをしてはならないと規定されている。

国民国家の力党は国民の権利と自由の保護を強化するとの理由で現行憲法の13か所の改正を要求しているが、144条と185条については、予算システムの柔軟化と社会問題解決に向けた政府の努力の強化のために改正が必要だとしている。

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