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警察署で容疑者拷問殺害 前署長が容疑を全否認 裁判へ

中部ナコンサワン県の警察署内で署長が麻薬容疑で逮捕した男を取り調べている際、男から大金を奪い取るために男の頭にポリ袋をかぶせて拷問しているうちに男を死なせてしまったとされる事件で、事件発覚後に免職となり逮捕された前署長は容疑を全面的に否認しており、裁判で争う姿勢を示している。前署長の弁護士がこのほど明らかにした。

この事件では前署長逮捕後の8月26日夜に警察が記者発表を行い、ここで記者の質問に対し、その場にはいない前署長が電話で返答していた。その返答によれば、容疑者の首をポリ袋で絞めるよう命令したものの、これは犯罪を解明するための捜査の一環であって大金を奪うために責め立てたものではなかったとのことだ。

一方、タイ弁護士協会は28日、記者の質問に前署長が電話で返答するのを警察側が許可したことについて、容疑者に与えられた権利の範囲を逸脱するもので法律に違反していると批判した。同協会によれば、この事件に関する警察当局の対応からは、警察が前署長の行いを大目に見ようとしていることがうかがえるとのことだ。

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