政権党重鎮が不信任案審議でプラユット首相排斥を画策か
先の不信任案審議の最中に「プラユット首相を追放すべく、首相の不信任案可決を実現させようとする動きがある」と一部で報じられていたが、関係筋によれば、この動きの首謀者が、連立政権の中核である国民国家の力党(PPRP)の幹事長を務めるタマナット副農相(56)であることが判明したという。このため、「タマナット氏の政治的将来に疑問符がついた」との見方も出ているという。
しかしながら、同氏は党内で非常に大きな影響力を有していて次期総選挙で同党が勝利するために欠かせない人物とされていることから、党内で厳しい処分を受けることはないようだ。
同氏はオーストラリアで1994年に同国へのヘロイン密輸に関与したとして禁錮6年の有罪判決を受け4年服役している。