密入国試みた外国人 今年に入り3万人以上を逮捕
タイ国防省は10月31日、政府が11月1日から観光促進のため外国人の入国制限を緩和することに伴い、タイ国防省は隣国からタイに密入国する者が増加することを懸念している。
タイはカンボジア、ラオス、ミャンマーなどと国境を接しているが、陸続きであるためにこれらの国々からジャングルを越えるなどして就労目的でタイに密入国する者が絶えず、大きな問題となっている。同省によれば、今年に入ってこれまでに関係当局は国境地帯で密入国を試みた3万人以上を捕らえ、本国に帰国させたとのことだ。
一方、当局は国内の事業所に対し、新型コロナに感染している恐れもあることから、密入国の外国人を雇わないよう呼びかけている。