タイ国有鉄道労組 フワランポン駅廃止計画に反対表明
タイ国有鉄道(SRT)の労働組合がこのほど、中央駅としての機能をフワランポン駅からバンスー駅に移転し、フワランポン駅の駅舎を商業開発するという運輸省の計画に反対を表明した。
同省の計画ではフワランポン駅は12月23日をもって駅としての機能を終えることになっている。
一方、労働組合のサウィット顧問は7日、「組合員のほとんどが移転計画に反対し、フワランポン駅をこのまま中央駅として存続させることを望んでいる」と指摘。同顧問によれば、運輸省はSRTが6000億バーツにのぼる借金を抱えているためフワランポン駅舎の商業開発で得られる収入が不可欠なのだと説明しているが、実際の借金は約1900億バーツとのことだ。