タイ保健省が「アビガンの在庫は十分」 追加購入準備も
新型コロナの患者に処方されている抗インフルエンザウイルス薬のファビピラビル(アビガン)について、地方医師協会が先に「不足している」と訴えたが、保健省は3月29日、「ファビピラビルの在庫は十分で、来月のソンクラン祭までに新たな入荷が予定されている」と説明した。
政府製薬公社(GPO)によれば、これまでの在庫は1億1000万錠で、うち8000万錠が医療機関にすでに配られたり、今後配られたりする予定。残りの3000万錠はソンクラン祭のころから配られる予定とのことだ。
また、ソンクラン祭後に感染者が増加する恐れがあるため、保健省はさらに2000万錠を購入する手はずを整えているという。