バンコク女子刑務所の職員が受刑者の家族に金銭要求 法相が調査指示
バンコク都のトンブリ地区にある女子刑務所で職員の1人が特定の受刑者の扱いに手心を加える代わりに受刑者の家族に金銭を要求した疑いがあり、ソムサク法相がこのほど、事実関係を解明するよう指示した。法相は、「この職員は調査の期間中は停職となり、また、不正が判明した場合は罰せられることになる」と説明している。
この件は、ある女性受刑者の娘(31)が母親を特別扱いすることなどを条件に要求されるままに刑務所の職員に合計6200バーツを渡したなどと弁護士を伴って面会した法務省副事務次官に訴えたことからソムサク法相の知るところとなった。この職員からはさらに1万バーツを要求されたという。
なお、法務省によれば、この受刑者は家族の要望通りに他の刑務所に移される予定だ。