カルト事件の容疑者が保釈 タイ警察は捜査範囲を拡大
東北部チャイヤプム県コンサン郡で5月8日、当局の立ち入り検査により宗教集団に類似するグループが拠点としていた場所から遺体11体が見つかった事件で、警察は事実関係を解明すべく捜査対象を拡大している。この場所で病気の信奉者らに施術と称し不衛生な行為を行っていたとされる指導者の男(75)が無資格での医療行為などの容疑で逮捕されたが、9日には弟(62)が保証金50000バーツを払ったことで保釈が認められた。
また、グループが拠点としていた場所については国有地を勝手に占拠していたものであったことから、そこに住んでいた信奉者らに立ち退きが命じられ、また、関係当局が建物を取り壊すことになった。