無国籍問題 法相が迅速な対応を指示 PCプログラム導入
ソムサク法相は5月24日、タイ国内に無国籍者が48万人おり、無国籍であるが故にさまざまな困難に直面しているとして、タイ版FBIの法務省特別捜査局(DSI)に対し、無国籍者が迅速にタイ国籍を取得するための手助けするよう指示した。タイには国境地帯で独自の伝統に則って生活をしている山岳民族などがいるが、このような人たちの多くが当局に把握されておらず、戸籍、国籍を有していないという。
このため、DSIは無国籍者に国籍を付与するためにタイ国籍者と血縁関係にあることを調べるコンピュータープログラム「DSIスマート・サーチ」を開発。これにより調査時間が大幅に短縮されているという。