サッカーＷ杯のテレビ放送　タイ政府の無料視聴計画が頓挫か

タイ政府は今年のサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）カタール大会（11月20日～12月18日）のテレビ放送を計画しているが、国家放送通信委員会（NBTC）の一部委員が巨額の予算が必要なことから放送権取得に難色を示しており、計画が頓挫する恐れが出ている。

プラウィット副首相は11月２日、「政府が放送権の取得を予定しており、タイのサッカーファンはワールドカップをテレビで観戦することができる」と発表。さらに、NBTCの予算で放送権を購入すると説明したが、関係筋によれば、NBTCの研究開発ファンドから16億バーツを拠出して放送権を取得するという案にはNBTCの複数の委員が「採算がとれるか不明」などの理由で反対しているとのことだ。