来年の輸出は1%減少か
マレーシア系のCIMBタイ銀行(CIMBT)によれば、来年のタイの輸出は世界経済の減速と主要国の景気低迷への懸念から今年を1%程度下回るものと予想されるという。同行のチーフエコノミストのアモンテープ氏は、「2023年は米国や欧州諸国などの先進国の経済が減速する見通しで、中国もゼロコロナ政策を続けて低迷から抜け出せそうにない。このような外的リスク要因のため、タイの輸出は前年比で今年は7・1%ほどの成長が見込まれているものの、来年は1%程度の落ち込みとなるだろう」と指摘している。