実母から2億5000万盗んだ娘に禁錮20年の有罪判決
バンコクのプラカノン刑事裁判所で12月29日、寝たきりの母親(85)から2億5000万バーツ以上を盗んだ罪で娘(56)に禁錮20年の有罪判決が言い渡された。また、被告には母親に総額1億2300万バーツを返却することが命じられた。母親は自分の銀行口座から書類を偽造するなどして勝手に預金が引き出されたとして2019年に娘と当時のカシコン銀行の行員4人を窃盗と私文書偽造などで訴えていた。
母親の弁護士によれば、母親が心疾患で2014年に入院してから、娘が行員らと結託して数百回にわたって不正な手段で預金を引き出しており、引き出された総額は2億5300万バーツあまりに上っている。