米国でひき逃げ後に逃走した女容疑者 タイで逮捕
スラチェート警察庁副長官は2月16日、米国で1月1日にひき逃げ死亡事故を起こした容疑者のタイ人の女同席のもとに記者発表を行い、事故の数日後に米国から帰国した容疑者を西部ラチャブリ県で逮捕したこと、容疑者が罪を認めていること、身柄が米国に送られ同地で裁判を受けることなどを説明した。
カリフォルニア州オークランド在住のタプティム容疑者(57)によれば、夜間に車を運転していたところ、道路脇で手を振っている男性を見つけたが、近くに車が止まっていたことで男性が強盗かもしれないなどと考えているうちにこの男性をはねてしまったという。最初は鹿でもはねたかと思ったが、その後、ミシガン大学生の男性(22)をはねて死なせてしまったことが判明している。
その後、容疑者はそのまま帰宅し、別の車で出勤したものの、気が動転していてタイにいる妹に相談するために1月5日にタイに戻ってきた。帰国後はしばらく東部チョンブリ県に滞在していたが、2月10日にラチャブリ県に移動し、そこで逮捕された。