著名上院議員が麻薬取引関与を全面否定
ウパキット上院議員は3月17日に記者会見を行って、麻薬取引に関与したことはなく、その証拠とされるものはでっち上げだと涙ながらに訴えた。
野党・前進党のランシマン議員が、ウパキット議員は麻薬取引で昨年逮捕されたミャンマー人とつながりがあり、麻薬取引にかかわっていると非難したことから世間の注目を集めることになった。
疑惑が発覚してからしばらく沈黙を守っていたことについて同議員は、「(関係当局による)捜査に影響が及ばぬよう配慮したから」と釈明した。
ランシマン議員が明らかにしたところによれば、昨年9月にバンコクで麻薬容疑で逮捕されたミャンマー人はウパキット議員の長年にわたるビジネスパートナーであり、また、ウパキット議員は警察などに影響力を行使している人物だという。だが、これについて、ウパキット議員は、昨年義理の息子が逮捕されたことを挙げて、「私に影響力があるなら、こんなことはなっていない」と力説した。