豪邸で暮らす中国人男女を詐欺容疑で逮捕 被害総額100億バーツ超
警察庁サイバー犯罪捜査局によれば、5月31日、バンコク都プラウェート区の住宅団地「パラッツォ・シーナカリン」にある時価総額6700万バーツの豪邸に暮らす中国人の男(31)とそのガールフレンドの中国人の女(25)を国際詐欺と不正資金洗浄(マネーロンダリング)の疑いで逮捕するとともに、現金150万バーツ、土地・住宅の権利証、スクンビット地区のマンション4棟所有に関する書類などを証拠物件として押収した。
警察によれば、2人はネット上で身分を偽って暗号資産(仮想通貨)や不動産への投資を持ちかけるという手口で詐欺を働いていた。2人に対しては、タイ国内だけで複数の被害届が警察に提出されており、被害額は約3500万バーツに上るというが、米国や英国でも被害が報告されており、国内外合わせた被害は総額100億バーツにのぼる見通しだ。