消火器破裂死傷事故でバンコク都庁が防災訓練を見直し
バンコク都ドゥシット区の学校で行われた消火訓練の際に消火器の破裂で生徒1人が死亡したことから、チャチャート・バンコク都知事はこのほど、都庁の関係部署に対し、防災訓練を抜本的に見直すとともに、防火設備の点検が終わるまで消火訓練を実施しないよう指示した。
消火器の破裂事故は、日中に屋外で消火訓練が行われていた際に起きたものだが、これまでの調査では、直射日光により消火器の温度が上昇したことで破裂した可能性が高いとのことだ。
都庁担当者によれば、消火器事故の再発を防止するため、将来的には消火訓練には、本物と同じように機能する、圧縮空気で水を噴射する訓練用消火器が使われる予定という。