ドンムアン空港の足切断事故 原因はパネルの破損 調査委が結論
ドンムアン空港で6月29日、女性客が水平型エスカレーターの動く歩道を利用中に足が機械に巻き込まれ重傷を負い、片足を膝上から切断せざるを得なくなった事故について、同空港を管理・運営するタイ空港社(AOT)は7月26日、「動く歩道の踏み面のパネルの1枚が壊れていたことが事故の原因」との調査結果を発表した。
調査を担当したのは、AOTが任命した9人からなる調査委で、被害者側の要請により専門家2人が参加していた。調査委は22日をかけて証拠を集め、専門家や関係者から意見を聞くなどして結論を出したという。 調査委は再発防止のため、ドンムアン空港内にあるすべての動く歩道について関係機関の専門家によるチェックを行うこと、およびエスカレーターに関するより厳格な安全基準を採用することを提言している。