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タイ政府が警告「政府機関関係者を名乗る特殊詐欺に注意」

 タイ政府職員や親戚縁者などを装って電話をかけるなどして相手を信用させ、指定した預金口座に振り込ませるなどの特殊詐欺はタイでも増加傾向にあるという。最近もTVのニュースキャスターの女性が国土局職員と名乗る者による特殊詐欺で100万バーツ以上を失った。これを受け、トライスリー政府副報道官はこのほど、「政府機関が一般市民に直接連絡することは政府の方針にはない」と述べ、通常は政府機関から個人に電話などがかかってくることはないと説明した。

特殊詐欺では、一般市民との関わりがありそうな国土局、関税局、事業開発局などの政府機関の関係者を装って、個人情報を聞き出したりするケースが多い。このほか、警察官、電気・水道などのライフラインに関係する職員、配送業者などを装って携帯電話のショートメッセージなどで接触してくる特殊詐欺も少なくない。

なお、女性ニュースキャスターは国土局の職員と名のる者の指示通りにスマホにアプリをインストールしたところ、このアプリを通じた遠隔操作によって銀行口座から大金を勝手に引き出されたとのことだ。

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