前進党 「タイ貢献党の首相候補には投票しない
5月の総選挙で最多議席を獲得して第1党となった前進党は、保守層の反発に伴い連立政権樹立における主導権を第2党のタイ貢献党に譲り渡すことになったが、前進党は8月21日、22日に予定されている首相指名選挙の第2回投票で貢献党の首相候補には投票しないと表明した。その理由について、チャイタワット前進党幹事長は、「貢献党が親軍部の政党と手を組んで新政権を立ち上げようとしているから」と説明する。
前進党もタイ貢献党も親軍部の政党で構成されるプラユット政権に敵対してきた野党で、今回の総選挙でともに大勝したことで共に新政権を立ち上げようとしたが、ここに来て貢献党は政権を奪取するために現実的な選択をしており、前進党の不評を買っている。