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ビザ免除措置導入も訪タイ中国人の増加はわずかか

タイ政府はこのほど、タイの観光業の回復促進策の一環として観光シーズンに当たるこの先約5カ月間、中国人とカザフスタン人を対象に入国ビザを免除することを決めた。

だが、観光業界によれば、タイでは近年、交通事故や海難事故で大勢の中国人観光客が死傷したこともあってかタイ観光の安全面に不安を抱いている中国人が少なくないとされ、さらにタイと中国を結ぶ航空便もまだ完全には回復していないため、ビザ免除で訪タイ中国人が急増することは期待できないという。一方、タイ南部の一大観光地、プーケットの観光業界では、ビザ免除によるカザフスタン人観光客の増加に期待しているとのことだ。

タイ国政府観光庁(TAT)によれば、今年第4四半期(1012月)に中国からタイに乗り入れるフライトの座席数は40万あまり。コロナ禍前の2019年同期の約半分にすぎないという。

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