タイ政府は麻薬一掃で4年以内に結果 首相が明言
セーター首相は9月17日に開かれた政府の麻薬制圧委員会で、政府は違法薬物とりわけ覚醒剤一掃を国策として取り組む方針であり、4年以内に結果を出したいと明言した。
具体的には、麻薬の密輸、麻薬中毒、麻薬組織による不正資金洗浄といった問題に正面から取り組むことで麻薬をタイ社会から一掃するよう努めるとのことだ。タイでは以前からヘロインなどが近隣諸国から持ち込まれて問題となっていたが、近年は比較的安価な覚醒剤などが大量にタイに密輸され、若者の間に浸透していることが大きな問題となっている。セター首相によれば、連立政権を構成する与党11党のみならず野党も麻薬問題に最優先で取り組むことで意見が一致しているという。